なるべくお金をかけずに書籍をPDF化したい
iPadが発売され iPhoneも高解像度になり、さらにはApple謹製アプリ「iBooks」がPDFに対応します。
自宅で場所をとっている書籍をPDFにしてしまえれば省スペース化になりますし、PCやモバイル端末から好きなときに閲覧できる利便性は魅力です。
所有書籍のPDF化を検討している方は多いでしょうし、今後も増加するものと思います。
しかし私にとって、いくつか課題点がありました。
- 自分でスキャンするのは裁断機など出費が大きい。
- BOOKSCANなど安価にスキャンしてくれるサービスは納期数カ月待ち。
- 裁断する書籍の中には、また冊子体で読みたくなるものもあるだろう。
以上の問題を解決すべく、ScanSnapと比較的安価な裁断機、そして「とじ太くん」という簡易製本機を使って試してみることにしました。
お金を惜しまなければ手間は少なく済みます。
しかし数百冊もスキャンするわけではないので、なるべく出ていくお金は少ない方がいい。多少の手間は増えたとしても……。
出費を抑えるにせよ、スキャナーだけは自炊派のスタンダードとされている「ScanSnap S1500」を使います。
完成するPDFの品質自体には妥協したくない。
つまり他の部分で安価に収めないといけないということです。
裁断
書籍を綺麗にスキャンするためには、裁断してページを1枚1枚バラさなければいけません。
器用な方ならカッターと定規があれば仕上げることができるかもしれませんが、私のように不器用な人間だとそうもいかない。
お金に余裕があれば、「プラス PK-513L」のような裁断機がいいようです。しかしお高いし場所もとるみたい。
簡単に扱える裁断機ということで、私は「カール事務器 ディスクカッター DC-300」を選びました。
1度に20枚までしか裁断できないので手間はかかりますが、Amazonで6,000円くらいなので、この程度なら許容範囲としました。軽くて場所もとらず、刃の交換も楽なようです。
実際やってみた模様がこちら。
確かに少し手間はかかります。でも思ってたより楽に作業できました。
スキャン
裁断が済んだらスキャンです。
「ScanSnap S1500」のスキャン速度は驚異的ですが、手間と時間のかかる作業にはなってしまいます。
さらに高価なページスキャナを買うなんて、個人では贅沢すぎると私は思います……。
スキャンの模様はこちら。
無事PDFが完成しました。
しかしデジタル化は便利ではありますが、デジタル化すればするほど やはり冊子体のメリットというのも感じてきます。
裁断した書籍を製本する
電子書籍ビューアは進化を続けるとしても、実際物理的にパラパラとページをめくる閲覧性は非常に高いのです。
書籍のジャンルによっても変わるでしょうが、愛読書になるほど手触りや匂いといった感覚は重要になると思います(大切な愛読書は裁断しちゃダメ……)。
そこで、裁断して1枚1枚バラバラになってしまった書籍を、元のような冊子として再製本することを試みました。
製本には、ホットメルトという 熱で溶け冷えると固まる糊 が使われているようです。
それを利用した家庭でも使える製本機で「とじ太くん 3000」というのを見つけました。
Amazonで7,000円くらいです。
まず「とじ太くん」というネーミングが気に入ったので(安易で可愛い名前大好き)、ついつい買ってしまいました。
「とじ太くん 3000」は3cmまでの厚さの本を製本できます。
コンピュータ系の専門書では、厚さ3cmを超えるものもたくさんありますが、必要なら分割して製本してしまえばいいかなあ……と。
「とじ太くん」には、別売で「とじ太くん純正カバー」が販売されており、これを使って製本するのが正しい使い方になります。
しかし、製本する書籍の厚さに合わせて、3mm刻みで用意された専用カバーを揃えなきゃいけないのは、ちょっと辛いし面倒。
推奨されない方法ではありますが、自前でカバーを作って製本しようと試みました。
それがこちら。
それなりに仕上がったように思います。
次回からはもっとうまく出来そう。
ちなみに、使用したホットメルトシートはこちら(動画では「楽天」とありますが間違い)。
最後に
結局スキャナ本体と合わせて5〜6万円の出費でした。
高いと見るか安いと見るかは人それぞれでしょう。
私は値段に見合っただけの価値はあるんじゃないかと思います。
電子書籍は様々な経路で続々と発売されていくでしょうが、自分の蔵書を自分でデジタル化できる意義は大きいのでは。
手間はかかるけど作業は気晴らしにもなるし。
【補足】
さらに安くあげようとするなら、製本機ではなくアイロンを使うなどの方法が考えられます。
厚さ3cm以上の本で一度試してみようかな。
参考になりました。
この記事を私のサイトに掲載させて頂いても宜しいですか?
http://yours-company.jp/main_website/msg_board/2010/06/pdf.html
取り敢えずは障りだけ掲載しています。
問題がありましたらご一報下さい。